北穂高岳&涸沢カール遠征報告

2025/9/25-29で涸沢カール、北穂高岳に行ってきました!

構成員は登ろう会5人(千田、財満、児玉、繁藤、西)+ご友人のさやかさん(涸沢まで)

上高地では雨模様でしたが、その後の涸沢~北穂高~涸沢は、みごとな晴天。アルプス初体験でいきなり3000m越えの北穂に挑戦した西さん。頑張りました!はしごや鎖、岩をつかんで3点支持で登り切りました。すごい!一人の脱落もなく、北穂高小屋からの夕焼けや朝焼けを堪能。「今日はこれから雲が晴れる」「明日の朝も大丈夫」と北穂になれた登山者からアドバイス。コーヒーを飲みながらゴジラの背や大キレット側から登ってくる人たちを眺め、凄いなあと感嘆。天気が良くて本当に良かった。

ピストンではなく頂上近くの山小屋に泊まる醍醐味も十分味わって大満足の5人でした。

紅葉にはまだ少し早いこの時期。ピークは例年10/10 頃。でも雪が降るかもしれない。

雪が降ったら北穂に登れない。それは嫌。となると、やはりこの時期になりました。人気の徳澤園は早くから予約でいっぱい。4月に何とか予約できたのは9/25だけでした。早くに宿を抑えるのは結構大変。だって日程が決まらないと。ほかの山小屋は1か月前からの予約。朝イチからリダイヤルを重ねて希望の日を押さえました。特に北穂高小屋は少人数の小屋。取れなかったらどうしようと緊張マックス。そういえば、大キレット側から登った人『北穂取れなかったから、これから穂高小屋まで行きます』と言ってた。『今から?!あの滝谷を!?頑張ってください。』と幸運を祈った。厳しすぎて私たちが諦めたコースだった。

北穂に登る南陵ルートは一般道。右手に見える通称ゴジラの背(東陵ルート)には数人の人が立っていた。オー!クレイジーな人たち。立ち止まってじっと足元を見てる。大丈夫かな。他人事ながらドキドキする。私たちが南陵の梯子を登りきるころには、彼らも無事通過していた様で安心した。

北穂の小屋についてからは、槍ヶ岳と大キレットの景色をじっと見つめた。ガスがかかり、なかなか全貌が見えない。でも、前出の話のとおり、夕方には雲が消え、雄大な大キレットに夕日があたり、美しい岩肌を際立たせていた。ずっと見ていたい。が、寒い。たくさんの写真を撮ってそれでも後ろ髪をひかれながら小屋に入った。

下山は北穂から横尾までを歩く。なかなか長い下り。お風呂を恋焦がれながらようやく到着。あー終わった。安堵と少し寂しい気持ち。左足の指が一本死亡。爪がめくれかけ色が変わっている。うん、痛かった。でも頑張った。

来年はどこに行こうか考えている私がいた。

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